2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

東京国立博物館平常展

新宿に買い物に行く妻と次女と別れ、私は、本館の平常展を観に行きました。面白いことに、特別5室で開催中の企画展示「仏像の道」と2階の1室に、薬師寺の「聖観音菩薩立像」の模造が展示してありました。「聖観音菩薩立像」を3回拝んだことになります。いず…

「国宝 薬師寺展」 仏様の後ろ姿

東京国立博物館で開催中の「国宝 薬師寺展」に家族で行こうと思っていたのですが、長女が学校の課外活動で行くことになり、朝早く出かけていきました。残された妻・次女・私も遅れをとってはならじと、昼過ぎに出かけました。上野で遅い昼食をとり、15時過ぎ…

【本稿は、日付指定機能によって、過去に遡って書いたものです。】

「先得ジェット」消ゆ

そうこうしているうちに、目の前の34Rに日本航空のB777が着陸してきました。第1ターミナルへ向けてタキシングしていく機材の登録番号を見ると、何とJA771J(B777-246)です。「先得ジェット」の最後の1機だったはずですが、通常塗装に戻っています。間近で見…

ウッディージェット

目を転ずると、64番ゲートにJA8357(B767-381)が駐機しています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの宣伝用の特別塗装機で、ウッドペッカーのイラストをあしらっていることから「ウッディージェット」とも呼ばれている機材です。これまで、写真やフィギュ…

お花ジャンボ

無料循環バスで第2ターミナルへ移動し、展望デッキに上がってみると、目の前にJA8956(B747-481D)が駐機していました。「お花ジャンボ」です。かつては最大7機の船団を組んでいた「ポケモンジェット」ですが、次々と塗装転換され、今では、このJA8956とJA89…

Inflight500の旅客機フィギュア

毎朝チェックしているフジテレビの「今日の占いCount Down」で今日の私の星座は、11位でした。「失敗が続いてヤル気喪失。早めに帰宅し充電が必要。」というご託宣です。夕方になってみると、そんなに失敗が続いた気もしないのですが、お告げには従うことに…

テンシュテットの来日公演 目くるめくブルックナー

テンシュテット・ネタが続いていますが、今日は、ロンドン・フィルとの初来日公演の演奏会実況録音です。1984年4月11日、東京簡易保険ホールでの収録で、曲目は、シューベルトの「未完成」交響曲とブルックナーの第4交響曲です。私は、この翌日に行われた名…

テンシュテットのマーラー第1交響曲 シカゴ響を聴くべき録音

先日買ったテンシュテットのマーラー第5・第6・第7交響曲があまりによかったので、ものはついでとばかり、第1交響曲のCDも買ってしまいました。1990年の5月から6月にかけて行われたシカゴ交響楽団の演奏会実況録音です。 http://d.hatena.ne.jp/Wilm/2008051…

シジュウカラの幼鳥

昨夜からの雨が昼頃に止んだので、娘たちを連れて多摩川の河原に散歩に出かけました。奥多摩の山々も、雲が上がり、大岳山が頭を覗かせています。やがて、雲取山や武甲山も姿を現してきました。鳥たちは、繁殖期を迎えているらしく、アオサギ、カワウ、カル…

運動会のデジ一

今日は、次女の小学校の運動会でした。子供たちの祈りが天に届いたのか、校長先生が雨男の汚名返上のため、照る照る坊主を山ほど作ったのか、ともかく、雨の天気予報を覆し、無事開催の運びとなりました。競技が始まると、父兄のカメラやデジカムの放列が敷…

「先得ジェット」2題

「先得ジェット」のフィギュア 私は、今人気の女優・相武紗季のファンというわけではないのですが、旅客機フィギュア蒐集家のはしくれとして、日本航空の「先得ジェット」がフィギュア化されないかなあ、と漠然と期待していました。とは言え、同社国内線割引…

【本稿は、日付指定機能によって、過去に遡って書いたものです。】

「東京タワー物語」 東京タワーの精巧な模型

会社の帰りに、久しぶりにヨドバシカメラのゲーム・ホビー館に立ち寄ると、タカラトミーの「東京タワー物語」が置いてありました。東京タワーの1/2000のフィギュアです。昨年3月に東京タワーに行った際、土産に東京タワーのフィギュアを買おうと思ったのです…

テンシュテットのマーラー 偉大な白鳥の歌

先週、手持ちのマーラー第6交響曲のCDリストを眺めているうち、「欠けているとしたら、テンシュテットだな。」と思いました*1。クラウス・テンシュテットのマーラーは、昔、第3と第7のスタジオ録音のレコードを聴いて、軟弱な演奏という印象を受けて以来、敬…

大阪センチュリー交響楽団 大阪はええなあ

NHK教育の「オーケストラの森」で、大阪センチュリー交響楽団の紹介をしていました。4月14日の第130回定期演奏会から、ブラームスの第2ピアノ協奏曲(抜粋)とヒンデミットの交響曲「画家マチス」が放送されました。特に、ブラームスは、伊藤恵の芯のある美…

グレツキ交響曲第3番 苦い嘆きの歌

昨日買ってきたグレツキの交響曲第3番のCDを聴いてみました。まず、驚かされるのは、全3楽章の速度記号が、レント、レント・エ・ラルゴ、レントとなっており、いずれも緩徐楽章であることです。第1楽章の冒頭から、重厚な弦楽合奏が無限窮動を繰り返し、やが…

「明日の神話」終の棲家

映画「靖国 YASUKUNI」で唯一感銘を受けたグレツキの交響曲第3番のCDを買いに、帰りがけに新宿のタワーレコードとHMVに寄ったのですが、いずれも、私がお目当てとするアントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送カトヴィツェ響のCDは置いてありませんでした。や…

三世桐竹勘十郎作品展

外出の途中、銀座を通ったので、「ギャラリー悠玄」にちょっと寄り道をして、「三世桐竹勘十郎作品展」を観ました。国立文楽劇場観劇記念スタンプ原画を中心とした勘十郎の作品展です。迂闊にも知らなかったのですが、1984年の国立文楽劇場開場以来、勘十郎…

「靖国 YASUKUNI」

物議を醸している映画「靖国 YASUKUNI」*1を観てきました。報道やネット上の情報でおおよその内容は把握できたのですが、批判するにしても称揚するにしても、観ないことには始まりません。時間と金の無駄遣いになることを覚悟のうえで、「シネカノン有楽町1…

マーラー第6交響曲異稿

ラトル指揮バーミンガム市響の演奏 4月の末に、実演でマーラーの第8交響曲を聴いて、やはりマーラーはいいなあと思いました。そこで、久しぶりに、CDでマーラーを聴いてみることにします。マーラーらしい歯応えのある曲と言えば、やはり第6です。全集を買っ…

「増補大江山」 鬼女の早変わり

京都・戻り橋に現れる鬼女の腕を渡辺綱が切り落としたという平家物語の説話を劇化したものです。東京では、1988年5月、1995年12月に次いで3回目の上演で、比較的珍しい出し物と言えます。戻り橋の段 床は、津駒久大夫、松香大夫、津国大夫、南都大夫の掛合い…

「鎌倉三代記」 時代物の醍醐味

大阪夏の陣を鎌倉時代に仮託して描いた作品です。昨年7月に大阪文楽劇場で観たので、今日が2回目です。複数回観る演目が少しずつ増えてきました。入墨の段 口の始大夫は、朗々としたバリトンで端場を語り始めました。奥の千歳大夫は、いつも通りの熱演です。…

文楽五月公演第一部 重厚な時代物と鬼女伝説

文楽五月公演第一部に出かけました。休日に妻子を措いて観劇に行くのは、本来、顰蹙ものなのですが、今日は両親がいっしょなので、一応親孝行という大義名分があります。もともと、長女と二人で行くつもりで予約をしていたところ、長女が中間試験前というこ…

【本稿は、日付指定機能によって、過去に遡って書いたものです。】

「狐と笛吹き」 異類婚姻譚

劇作家・北條秀司がラジオドラマとして書いた後、1952年に歌舞伎、1957年に文楽として上演された作品なのだそうです。今回、作家の13回忌追善として、51年ぶりに再演されることになったとのことです。物語は、宮廷楽士・春方(玉女)と狐の化身・ともね(和…

「心中宵庚申」 義理と愛情の板挟み

近松門左衛門晩年の作で、彼の最後の世話物です。姑への義理と妻への愛情の板挟みになり、行き場のなくなった半兵衛とお千代の夫婦が心中するという物語です。近松らしい、味わい深い浄瑠璃です。上田村の段 冒頭から住大夫の登場です。しかし、何となく調子…

文楽五月公演第二部 二つの夫婦心中物語

文楽五月公演第二部の初日に行きました。ぎりぎりまで行けるかどうかわからなかったので、前売券を買わず*1、国立劇場のチケットセンターで当日券を買いました。ついでに、駄目元で明日の第一部の残券があるかどうか尋ねると、何と1枚だけ残っていたので、す…

【本稿は、日付指定機能によって、過去に遡って書いたものです。】

帰宅

初狩駅16:14発普通列車立川行き(552M)に乗車します。115系C5編成(信州色)です。ゴールデンウィーク最終日の夕方の上り列車ですから、案の定、車内は混雑しています。辛うじて、娘たちの席を見つけて座らせました。結局、妻が座れたのは八王子で、私は終…