産業構造物

東芝ブラウン管発祥の地

長女がパスポートセンター川崎支部に旅券を取りに行くというので、買い物がてら一緒に行くことにしました。旅券を受領した後、「ラゾーナ川崎プラザ」に立ち寄ると、店舗の前に「東芝ブラウン管発祥の地」という小さな石碑があるのに気づきました。ここは、…

茨城の臨海工業地帯

55分で日本海を縦断し、14:54、新潟東港の上空から本州に上陸します。新潟石油共同備蓄・西基地の原油タンク群(7基・合計549,569KL)が眼下に見えます。 新潟から福島、栃木、茨城と南東に本州を縦断し、15:10、東海村で太平洋上に出ました。日本原子力発電…

柿生線

上の「テアトロ ジーリオ ショウワ」の写真は、向かいの商業施設「サティビブレ」の立体駐車場から撮影したものですが、4本の線が斜めに走っています。これは、西東京変電所と京南変電所を結ぶ154KVの送電線路・柿生線の架空線*1です。小田急線の線路の向こ…

「東京タワー物語」 東京タワーの精巧な模型

会社の帰りに、久しぶりにヨドバシカメラのゲーム・ホビー館に立ち寄ると、タカラトミーの「東京タワー物語」が置いてありました。東京タワーの1/2000のフィギュアです。昨年3月に東京タワーに行った際、土産に東京タワーのフィギュアを買おうと思ったのです…

鉄道武蔵野線

私は、以前から武蔵野線の府中本町駅・鶴見駅間の貨物専用区間を走る行楽列車「ホリデー快速鎌倉号」に乗りたいと思っています。この区間の大部分は、第二稲城トンネル、第一稲城トンネル、そして長大な生田トンネル(全長10,359m)で、線路はほとんど地上に…

東京西線23-26号鉄塔

写真の左の方には、*1東京西線*2の送電鉄塔が見えます。紅白鉄塔は、24号(85m)、その左に25号(77m)、26号(79m)と続きます。24号の右隣の明星大学の校舎の上に23号(83m)が頭だけのぞかせています。23-25号は、山の中なので、なかなか近寄ることができ…

「東京アメッシュ」更新

東京都下水道局が提供している降雨情報システム「東京アメッシュ」が更新されて使いやすくなった。首都圏のリアルタイムの降雨状況を知るには、最適のサイトである。これまでは、稲城レーダ(写真)と港レーダがカバーする範囲しか表示されず、その外側は嵐…

衆議院見学

今日は、憲法記念日。しかも施行60周年である。日本国憲法も還暦を迎えたことになる。日本国憲法施行60周年を記念して、衆議院が今日明日と特別参観を実施している。国会議事堂内を見学できる好機なので、妻子に提案したが、妻と長女は「小学校のとき行った…

ゴジラのフィギュア

一昨日、娘たちと東生田自然遊歩道に行った際、途中のコンビニで娘たちがトイレを借りた。当然の礼儀として、買い物をする。食玩売場に「ゴジラ全集Final」が置いてあった。国会議事堂を破壊中の1954年ゴジラか、さっぽろテレビ塔*1に迫りつつある1991年ゴジ…

東京タワー

大倉集古館の「花鳥展」を観終わった後、東京タワーまで歩いていく。大展望台まで登ってみることにする。エレベータは長蛇の列で15分ほど待たされる。 地上150mの大展望台2階まで上がると、暮れなずむ東京の街が眼下に広がる。西の空は雲っているが、竣工間…

ダムと工場

テレビ東京の深夜番組「マニアの叫び」「うぇぶたま」を続けて見ていたら、前者でダムマニア、後者では工場マニアが紹介されていた。 私「うんうん、こういうの、よくわかる。」 妻「丸っきり、わからないわ。男の人って、何でこういうものが好きになるのか…

歴史的建造物の数々

栴檀木橋を渡って中之島に渡る。1918年竣工の「大阪市中央公会堂」(重要文化財)を眺める。ヨーロッパの教会建築のような重厚な赤煉瓦造りだ。大阪市役所の横を通って御堂筋に出ると、日本銀行大阪支店がある。こちらは1903年竣工の優美な石造りだ。日本橋…

新日本石油基地

鹿児島JCTで、九州自動車道からそのまま指宿スカイラインに乗る。山間の道を走っていく。途中、展望台で下車したが、桜島は霞んで見えなかった。知覧ICで降り、海岸まで下っていく。喜入の道の駅で昼食をとってから、鹿児島での第一の目的地、新日本石油基地…

東京大停電*1

朝食の最中、テレビで「東京都内の広い範囲で停電。一部の電車が運転見合わせ。」と報道していた*1。急遽、JR東日本と小田急のホームページで運行情報を見ると、いずれも「平常通り」ということだった。しかし、直行予定の外出先に行くための半蔵門線は止ま…

ネットで鉄塔探索:武蔵野線その2

昨日、書店で国土地理院発行の1:25,000の地形図を買ってきた。1:25,000の地形図には、送電線の線路が記入されているので、ネットでの武蔵野線の鉄塔探索を容易にすることを目論んでのことだ。「志木」「所沢」「川越南部」「飯能」の4枚を買ったが、旧・武蔵…

ネットで鉄塔探索:武蔵野線その1

「Yahoo!地図情報」で提供されている航空写真を使って、旧・武蔵野線の鉄塔探索をすることを思いついた。1/3,000の航空写真であれば、鉄塔の塔体や架空線を判別できるだけの解像度がある。小説「鉄塔武蔵野線」の見晴に倣って、最下流の81号(現・武蔵野線17…

鉄塔武蔵野線

昨日、amazonから届いた映画「鉄塔武蔵野線」のDVDを観る。原作の淡々とした雰囲気をよく伝えている。映画的なカタルシスはほとんどなく、ほとんど環境ビデオのような素っ気なさだ。灼きつける日差し、カルキくさいプール、乾いた砂埃、むせるような草いきれ…

トーマス転炉

写真は、川崎市市民ミュージアムの前庭に展示されている重さ約60tのトーマス転炉である。1938年から1957年まで日本鋼管(現JFEスチール)京浜製鉄所で稼動していたものだ。戦中から戦後にかけて、日本の鉄鋼生産の一翼を担っていた転炉である。大規模製鉄所…

平瀬川隧道と日本ヒューム管

久地の円筒分水の横に平瀬川隧道が大きく口を開けている。かつては溝口の方を流れていた平瀬川を多摩川へショートカットさせるために、戦時中に下作延の丘の下に開鑿した珍しい河川隧道である。冒険好きな長女は、「中に入ってみたい。」と無茶を言う(私も…

小田急向ヶ丘線と円筒分水

溝口の近くを流れるニケ領用水まで行く。用水沿いに東急田園都市線のガードをくぐると、東京電力の小田急向ヶ丘線3号鉄塔が立っている。小田急向ヶ丘変電所まで遡る1回線22KVの線路である(従って導体は3本しかない)。4号から16号まではニケ領用水をまたぐ…

東京タワー

夜、赤坂アークヒルズで食事会があった。帰りがけ、スペイン坂に出てみると、桜が三分咲きになっていた。街路灯に照らされて、ちょっとした夜桜見物気分だ。興が乗ったので、夜の散歩をする。私は、酔うとぽくぽく歩きたくなる癖がある。泉ガーデンタワーの…

川井線

ズーラシアは、せっかくアジアの熱帯林、亜寒帯の森、アマゾンの密林などの雰囲気を演出しながら、外周を川井線の送電線路が走っており、娑婆を感じさせていた。碍子の数から見て送電圧は66kv、2回線の送電線路だ。私が鉄塔の写真を撮っていると、妻がそれに…

東京タワー

仕事で赤羽橋に行った帰り、後ろを振り返ると、東京タワーの凛とした立ち姿が美しかった。高層マンションかと見紛うような近傍のホテルとは対照的な建造物だ。そう言えば、小学生の頃に一度行ったきりである。子供たちを連れていかねば。

西北線

夕方、妻と車で日野の実家へ娘たちを迎えに行く。途中、前から気になっていた大丸付近の鉄塔を調べる。稲城北緑地公園の駐車場に車を止めて、鉄塔まで歩いていくと、西北線26号であることがわかった。西東京変電所からやってきた275kVの高圧送電線は、多摩川…

新京葉線

22時過ぎに実家を辞す。北柏から抜け道に下りると、鉄塔が連なっている。もしやと思って何基目かの銘板を見ると「新京葉線88号」とあった。その瞬間、脳裏で76号と一気に接続した。これまで、ここを通るたびに何となく「大型鉄塔があるな。」と思っていたが…

新京葉線76号鉄塔

途中、赤白に塗られた巨大鉄塔があったので、わざわざ基部までガタガタの畦道を戻る(「任せとけー。この車は四駆だぞー。」というお決まりの台詞が出る)。銘板を見ると新京葉線76号だ。導体が複数あり、碍子も約30個あるので、UHV(超高圧)送電線らしい。…

「鉄塔武蔵野線」最終章

「鉄塔武蔵野線」単行本の最終章を読む。文庫本版は、単行本版の後半1/3をそっくりカットしたようだ。著者もさすがに冗長かつ荒唐無稽だと思ったのだろう。皮肉なことに、単行本版を読むと、最終章が蛇足だという印象が一層強まった。私は、見晴が現実の世界…

東長沢線

続いて、長沢浄水場の横に駐車して、支線の探索に取り掛かる。浄水場通りのガードレール脇の藪に巡視用とおぼしき小道があったので、分け入っていくと、果たして鉄塔基部に出た。銘板を見ると「東長沢線No.1」とある。夏なら、蚊の猛攻を受けそうなところだ…

生田立坑

途中、JR東日本の生田変電所に立ち寄る。コンクリート造りの変哲もない建物で、特に送電線を受け入れていない様子だ。しかし、このあたりの地下をJR武蔵野南線の生田トンネルが通っているので、菅生線21号鉄塔から受電・変電して貨物線に配電しているのかも…

「鉄塔武蔵野線」読了

これが果たして小説かどうか、議論が分かれるところだろう。敢えて言えばblogに近い。最下流の81号を起点に、武蔵野線の鉄塔を老番から若番へ文字通り1基ずつ遡っていくという物語なので、鉄塔に興味がない人が読んだら、面白くも何ともあるまい。少年の心理…