「鉄塔武蔵野線」最終章

鉄塔武蔵野線」単行本の最終章を読む。文庫本版は、単行本版の後半1/3をそっくりカットしたようだ。著者もさすがに冗長かつ荒唐無稽だと思ったのだろう。皮肉なことに、単行本版を読むと、最終章が蛇足だという印象が一層強まった。私は、見晴が現実の世界でいつか必ず本懐を遂げたに違いない、と想像するだけで十分感動できる。
ISBN:410402001X
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20040428