本日のツイート 2010-03-27

• 02:24  NHK「にっぽん巡礼ミニ」で羽田空港が登場した。3:30頃、第1ターミナルからの遠景に山が写る。一瞬、南アルプスかと思ったが、前景は建設中の国際線ターミナルなので、方角は西南西だ。南アではない。カシミール3Dで描画してみると、箱根の駒ヶ岳、明星ヶ岳、金時山であることが同定できた。

• 02:37  NHK「にっぽん巡礼ミニ」の羽田空港編には、もう一つ注目すべき映像がある。全日空1969年塗装（所謂モヒカン）のJA602Aの離陸シーンだ。モヒカン誕生40周年を記念して、昨年12月から運用されている特別塗装機だ。写真では見ていたが、飛ぶ姿を見るのは初めてだ。B6にもよく似合う。
• 14:11  午前中、羽田空港で建設中の駅ビルで火災発生。TVニュースで見ると猛烈な黒煙が上がっていたが、旅客機の離発着に支障はなかったという。今日は南風が強いので、C滑走路の16Lを使用したのだろう。

• 14:22  ボルゲーゼ美術館展に向かう小田急線車中。予定はしていなかったのだが、昨日観に行った妻から、凄くよかったわよ、と言われた。以前、妻だけ行ったハンマースホイ展を観逃して臍を噛んだ記憶が鮮かに蘇り、うぬ、同じ過ちは繰り返すまじと、出掛ける ことにしたのである。2週続けて上野詣でだ。

• 16:03  ボルゲーゼ美術館展を観終わった。やはり、圧巻はラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」。均斉の取れた美しさは、立ち去り難いほどだ。「アレキサンドリアの聖カタリナ」と考えられていたところ、1933年の修復で、マントの下からビロードの袖、車輪の下から一角獣が現れたという逸話も興味深い。

• 17:18  東京都美術館は、ボルゲーゼ美術館展終了後、2年間の改修に入るという。しばしの別れだ。続いて、国立博物館に向かう。上野公園は大変な人出だ。桜は五分咲きといったところか。パキスタン物産市のような催しをしていたので、キーマカレーを食べる。

• 17:27  今日、上野に来たのはもう一つ目的がある。国立博物館国宝室に4月11日まで展示されている狩野長信「花下遊楽図屏風」を観ることである。前から観たかった作品だ。2階の国宝室へ直行。囃子の調べや人々のさんざめきが聞こえてくるような楽しい絵だ。右隻中央に欠落があるのが惜しまれる。

• 18:02  国宝室で悲願を達成した後、他の展示室をゆっくり廻る。3室に「時をかける少女」に登場した玄奘三蔵像が展示されていた。12室の十一面観音菩薩坐像の前で釘付けになる。千倉の小松寺に伝わる鎌倉仏。端正なお顔、すらりと伸びた四手に一目惚れしてしまった。こんな美仏が安房の小村にあったとは 。

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