船橋ジュニアオーケストラ スプリングコンサート

Wilm2008-03-29

姪ふたりが参加している船橋ジュニアオーケストラのスプリングコンサートを聴きに、船橋市民文化ホールに家族で出かけていきました。開演15分前に到着すると、ホールはほぼ満席の盛況でした。

プログラムは、

  1. マイヤベーア 歌劇「予言者」〜戴冠式行進曲
  2. メンデルスゾーン 劇音楽「真夏の夜の夢」〜序曲・結婚行進曲
  3. ブラームス 悲劇的序曲
  4. ヨゼフ・シュトラウス 鍛冶屋のポルカ
  5. J.シュトラウスII トリッチ・トラッチ・ポルカ
  6. 同 美しく青きドナウ
  7. ジマー 映画「パイレーツ・オブ・カリビアン2」より
  8. ウィリアムズ 映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」より
  9. サン・サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」〜バッカナール

という多彩なものです。

真夏の夜の夢」序曲の妖精の光が明滅するような繊細さをきちんと表現できていたのには感心しました。一方、ブラームスの重厚さ・剛毅さは、少年少女にはちょっと荷が重かったようです。ブラームスに挑戦するのであれば、まずは、「大学祝典序曲」の方がよかったかもしれません。

休憩後のウィンナ・ワルツでは精彩を取り戻し、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」の疾走感や、「美しく青きドナウ」の粘るリズムをうまく演奏していました。打楽器群が活躍する映画音楽では、彼らの若さが炸裂し、胸のすくような演奏でした。アンコールには、J.シュトラウスIIのポルカ「雷鳴と電光」が演奏され、元気よく締め括りました。

指揮は田中良和。かつて広島響の音楽監督をしていた指揮者ですが、今回初めて聴きました。手堅い指揮ぶりで子供たちをリードしていました。

こうやって、アマチュア・オーケストラの演奏を聴くのもいいものです。もちろん、技術的には、プロのオーケストラにかないっこありません。しかし、音楽にひたむきに挑戦する姿は、感動的です。