シカゴ到着

アメリカ中央時間の4時半(日本時間18時半)頃、目が覚めた。スカイマップを見ると、ちょうどヴァンクーヴァー島のあたりだ。シアトルとヴァンクーヴァーの中間、エヴェレットのあたりから北米大陸に進入した。高度はFL350に上昇している。ワシントン州の北部を飛行していく。窓のブラインドを開けると、眼下にところどころ街の明かりが見える。地平線が白んでいる。6:15、日の出。7時頃から食事サービスが始まる。やはり和食を選ぶ。

ワシントン州からアイダホ州モンタナ州サウスダコタ州ミネソタ州と東南東へ横断していく。7:42、ミシシッピ川を渡る。8:05、前方に海のようなミシガン湖が見えてきた。湖上で右旋回し、着陸態勢に入る。8:13、シカゴ・オヘア国際空港のRWY14Rに着陸。この空港に6本もある滑走路の中で最長(13,000フィート)のものだ。地上走行の途中で9R/27Lを横切る。8:22、ターミナル5のM11番ゲートにスポット・イン。3年ぶりにシカゴへ上陸する。

入国審査には誰も並んでいない。審査官から入国目的をしつこく聞かれた。朝一番の客なので、彼も気合が入っていたのだろう。同行者たちと落ち合ってから、車でシカゴ市内へ向かう。シアーズ・タワーやジョン・ハンコック・センターが見えてくると、間もなくダウンタウンだ。シカゴでは、仕事の連続で観光する時間はまったくない。車でシカゴ美術館の前を通ったときには、何ともったいない、と思った。仕事が終わると、空港に引き返す。わずか4時間半ほどのシカゴ滞在だった(写真は、シアーズタワー。市内で撮影した唯一の写真である)。