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空港に到着すると、ターミナル1のユナイテッド航空のチェックイン・カウンターで搭乗手続をする。保安検査場を抜けて、コンコースに出る。このターミナルは以前も来たことがある。中央にフィールド博物館の寄贈によるブラキオザウルスの実物大骨格模型がでんと置いてある。

16時過ぎにB14搭乗口からボストン行きUA538便の搭乗開始。機材は、N304UA(B737-322)。見るからにボロボロの老朽機材だ*1。座席は16A。かなり窮屈だ。16:58、定刻よりも2分早くスポットアウトしたのは結構だったのだが、夕方のラッシュ時なので、平行誘導路には先行機がずらっと並んでいる。スポットアウト後30分以上もかかって、ようやく17:31、RWY14Lから離陸。離陸後左旋回し、ミシガン湖上に出る。10分ほどでミシガン湖を横断し、ミシガン半島上空に入る。東部時間帯に入ったので、時計を1時間進める。

ユナイテッド航空の独自サービスである操縦席と管制との無線交信をヘッドホンで聞く。操縦席は高度FL350を要求し、管制と交渉の結果、FL370が割り当てられた。飛行するに従って、航路管制が受け渡されていくのがわかって面白い。

19:05エリー湖に到達。北岸沿いに飛行していく。カナダ領の北側にはオンタリオ湖が広がっている。19:30ナイアガラの滝が見える。機内放送でも「左手にナイアガラの滝が見えます。」と案内された。もっとも、滝の上流側から見ているので、滝そのものが見えるわけではなく、辛うじてカナダ滝の一部が望見されるだけ*2バッファローを過ぎて内陸に入る。フィンガーレイクスと呼ばれる細長い湖が幾筋も言える。いずれも氷河の名残だ。

*1:あとで調べたら、1987年就航の老兵だった。

*2:写真中央左端がナイアガラ滝。手前がエリー湖、奥がオンタリオ湖。ナイアガラ川の川筋が切れて見えるので、断層になっていることがわかる。