高尾山へ

景信山からスギ木立の中の尾根道を急降下する。ほどなく小仏峠(548m)に降り立つ。相模湖の上に相変わらず富士山が見える。今度は城山への登り返しである。ちょっときつい。30分ほどで、NTT無線中継所のパラボラアンテナが立つ城山山頂に到着。「小仏城山670.3(米)」という木標がなければ、どこが山頂かわからないほど平らだ。日が西に傾いてきて逆光気味だが、雲も晴れた本日一番の富士山が見えた。また、双眼鏡では、横浜のランドマークタワーや横浜ベイブリッジが確認できた。

城山を後に、最終目的地・高尾山を目指す。道は整備されて歩きやすい。一丁平では、木立の間から左に丹沢の大山、右に富士山が見えた。一丁平の先の道端に、JR東日本の八王子大月線・高尾分岐の9号鉄塔が立っていた。武蔵境から八王子・大月を経て甲府へ向かう66KV系統の一部のようだ。丹沢や富士山のよく見えるモミジ台の展望台を過ぎ、最後の心臓破りの階段を登り切ると、ようやく高尾山の山頂である。だだっ広い広場の片隅に599.15mの二等三角点がある。