ロスアンジェルス到着

7時頃目が覚める。機外を見ると、前方の空が白んでいる。7:20頃から朝食サービス開始。オムレツを選ぶが、残念ながら、おいしいとは言いがたい。食事をしているうちに東の空が朝焼けになってきた。ふと気づくと、当機と並行して2条の細い雲がDNAの螺旋のように絡まりながら、ずっと連なっている。先行している双発機のコントレールのようだ。成田で当機の前に離陸したAA170便か。珍しい。おそらく、当機も長々とコントレールを引いているに違いない。

8:09モントレーの南のあたりからアメリカ大陸上空に進入する。サンアンドレアス断層の荒涼とした準平原が眼下に広がる。チャネル諸島のあたりでいったん洋上に出てから、左旋回してロスアンジェルス上空に入る。かなり低い高度で東進する。シェラネヴァダ山脈が冠雪しているのが見える。右手下方のロスアンジェルス国際空港をかなり通り過ぎてから、大きく右旋回して下降路に乗る。振り返ると、後続するアラスカ航空B737が同じ航跡を描いている。

8:28ロスアンジェルス国際空港の24Rに着陸。AA誘導路からCタキシーウェイに抜け、トム・ブラッドレイ国際ターミナルに向かう。9:05、定刻より40分も早く105番ゲートにスポットイン。向かいの41番ゲートにはカンタス航空のVH-OEJ(B747-438ER)が駐機している。アボリジニの絵を題材にした真っ赤な特別塗装機だ。

入国審査場に行くと、大韓航空機が先着していたらしく、韓国人を中心とした旅客がすでに列を作っている。結局、定刻より早かった時間分だけ並ぶことになった。例によって、左右の人差指の指紋採取と顔写真撮影の後、上陸許可が出る。税関検査を抜けたのは10時近かった。同行者とただちに仕事先に向かう。

仕事を終え、食事をすませてホテルに到着したのは22時頃だった。今日の宿は、ウェスティンロスアンジェルス・エアポート。最上階の1228号室があてがわれる。室内は、アメリカのホテルらしく広大だ。PCをインターネットに接続し、真っ先に全日空のホームページを開く。座席変更を試みると、幸運なことにバルクヘッドの6Kが空いていたので、すかさず11Kから変更する。その後、メールの読み書きを始めるが、長い一日の疲れで眠くなり、23時頃就寝。