コスモクロック21
桜木町の近くまで徒歩で降りていき、途中にあった「フレッシュネス・バーガー」で昼食にする。食後、桜木町駅を経て、馬車道を歩いていく。次女は、観覧車「コスモクロック21」を見上げて、「あれに乗りたい。」と言う。「確か、あれは高かったよな。」と思うが、次女の納得感もあるので、「一応、下まで行ってみて、行列になっていたら諦めようね。」と答える。行ってみると、予想に反して、行列は短い。料金の方は予想通り高い（3歳以上一律700円）が、私も一度乗ってみたかったので、列に並ぶ。10分足らずで順番が回ってきて、オレンジ色の12号ゴンドラに次女と二人で乗り込む。
直径100m、高さ112.5m、1周15分の大観覧車である。徐々に高度が上がっていき、横浜港が見渡せるようになる。第三管区海上保安本部*1の向こうに、斜張橋の横浜ベイブリッジが優美な姿を見せる。大桟橋埠頭の先には氷川丸が見える。頂上付近に達する頃、東京方面に黒煙が上がっているのが見えた。かなり大きな火災が発生しているようだった（写真の左端、東京電力横浜火力発電所の2本の排気塔の左に黒煙が写っている）*2。やがて、観覧車は降下していった。私は、この日このとき、次女と横浜の観覧車に乗ったことをずっと覚えているだろうが、次女はじきに忘れ、そのうち、どこの馬の骨とも知れぬ若い男と観覧車に乗ったりするのだろう、むむ許せん、などと根拠のないむかっ腹を立てているうちに、地上に到達し、ゴンドラから降りたのであった。
