「向ヶ丘遊園モノレール はしらのはなし」

Amazonに注文していた、ののぱりこ「向ヶ丘遊園モノレール はしらのはなし」(新風舎)が届きました。2002年2月に運休し、1年後に廃止された小田急向ヶ丘遊園モノレール線の橋脚66基すべての写真を収録したフォトエッセイです。初めてこの本を書店で見たとき、「やられた。」と思いました。向ヶ丘遊園モノレール線の路線距離は、わずか1.1kmだったので、その気になれば1時間足らずで、駅前駅の1番から正門前駅の66番まで、順番に辿ることができたでしょう。なぜそれをしなかったのか、地元民としては、痛恨の失態です。すでに橋脚が撤去されてしまった今となっては、後の祭りなので、せめてこの本を買って往時を偲ぶことにしました。
向ヶ丘遊園モノレール はしらのはなし

それでも諦め切れず、自分で撮った橋脚の写真がないか、デジカメ写真のログを調べたところ、1枚だけ、廃止後の2002年6月2日に撮影したものが見つかりました(写真)。30・31・32・35-38番の7基の橋脚が写っています*1。これが、私の記録した唯一の向ヶ丘遊園モノレール線の産業遺構ということになります。

*1:33・34番は32番の陰になって見えません。番号が読み取れるのは、30・31・32・35番の4基だけです。