国立美術館平常展

平成館1階の休憩所であんみつを食べて一息入れてから、本館に戻り、平常展を鑑賞する。2階国宝室には、「山水屏風」(13世紀)が展示してあった。やまと絵屏風の最古の遺品なのだそうだ。保存状態は必ずしも良くなく、古さが評価されて国宝になっただけのことはある。

次の目的物は、1階18室の横山大観「無我」(1897)である。これは、予想よりも大きくて驚いた(142.8*85cm)。本作も、画家20歳代の作品であるが、子供の呆けたような表情には不思議な魅力がある。以前からオリジナルを観たいと思っていたが、ようやく出会えた。

満足して国立博物館を後にする。「レオナルド・ダヴィンチ-天才の実像」展の入場料に平常展の料金も含まれていてよかった。