綱渡りの帰京

国立文楽劇場での文楽公演が20:30に終演した。家に帰り着くために、ここからが時間との勝負だ。20:41日本橋発・地下鉄千日前線->20:42なんば着->20:46なんば発・地下鉄御堂筋線->21:01新大阪着->21:18新大阪発のぞみ52号->23:30新横浜着->23:35新横浜発・横浜線->23:37菊名着->23:42菊名発・東横線、と綱渡りの乗り換えが続くのだ。どこか1箇所でも乗り損なったり、電車が遅れたりすると、家に帰り着けなくなる。

まずは、劇場から吐き出される人込みに先駆けて日本橋までダッシュし、地下鉄千日前線に乗り、なんばでもダッシュ。新大阪では、特急券を持っていないので、みどりの窓口ダッシュ。希望する窓際は満席で、通路側になった。大急ぎで家族への土産の「こいさん」と自分の夕食の弁当とビールを買ってホームへ上がる。

21:18、東京行き最終ののぞみ52号に無事乗車。700系C26編成12号車17番D席である。メールチェックをしてから、夕食。硬くなった蝮飯をビールで流し込む。23:30、定刻通り新横浜に到着。横浜線のホームへダッシュ。23:35の東神奈川行きに乗車できて、大分気が楽になった。菊名東横線急行に乗り換えれば、もう大丈夫だ。武蔵小杉での南武線への乗り換え時間は十分ある。最終の稲城長沼行きに乗車し、何とか家に辿り着いたのであった。疲れた。出張の帰途、経路逸脱して文楽を観たりするから自業自得なのだが・・・。
四代越路大夫の表現―文楽鑑賞の手引き