韓国到着

着陸態勢に入るとの機内アナウンスで目が覚めた。時計は18:14。窓外を見ると、海岸線の灯りが見える。スカイマップによれば、浦項のあたりから朝鮮半島に進入するようだ。そのまま北西に朝鮮半島を横断していく。やがて、蛇行する南漢江が見え、ソウルの夜景が広がってきた。ソウルタワーが光っている。ネオンが明滅する街並みがどんどん近づいてくる。赤く光る十字架が無数に見える。教会が1区画に1つずつあるという感じだ。さすが、国民の24%がキリスト教徒というだけある。

18:44金浦国際空港32Rに着陸。18:52定刻より2分遅れで38番ゲートにスポットイン。隣の37番ゲートには、先行したJL8833便のJA8912(B747-446)が駐機していた。降機すると、空気の中に心なしかキムチの匂いが混じっていて、韓国にやってきたことを実感する。入国審査では、指紋を採られたり、顔写真を撮られたり、「何しに来た。いつまでいるつもりだ。」と不躾に聞かれたり、といった不愉快な思いをすることなく、スムーズに通り抜ける。同行者と落ち合い、タクシーで仕事先に向かう。さっそく仕事が待っている。

仕事が終わった後、取引先の人たちに、蟹料理屋に連れて行ってもらった。日本と同様、タラバガニを茹で、山葵醤油で食べる。おいしい。仕上げは、蟹味噌で炒めたご飯を胴体の殻に盛り付けたものを皆でつつく。

食後、同行者とタクシーでソウル中心街のホテルに向かう。今日の宿は、市庁舎に近いベストウェスタン・ニューソウル・ホテルである。チェックインが日本語でできるので、助かる。304号室からは、裏通りが見えるだけで、眺望はなかったが、どうせ寝るだけだから構わない。ノートPCをインターネットに接続し、VPNトンネル経由で会社のメールを読む。風呂に入ってから、1時頃就寝。