上海の朝

7時頃、表の通りのクラクションがやかましくて目が覚めた。シャワーを浴びてから、荷物をまとめる。朝食前に散歩に出かけることにする。外は快晴。まだ8時なのに、汗ばむ暑さになっている。表通りの張江路は、バスやタクシーが往来して賑やかである。バス停には、かなりの人が待っている。隣の銀行の前にも開店を待つ人が集まっている。行列を作らず、ドアの前に集まるので、ちょっとした取付け騒ぎのように見える。

ホテルから見えた川に行ってみる。茶色く濁った水面をかすめてツバメが飛んでいった。近くの工場には、旧ソ連邦の鎌とハンマーのシンボルマークが掲げられており、社会主義国にいることを再認識させられる。

ホテルに戻って4階のレストランで粥と小龍包の朝食を取る。

チェックアウトに手間取る。英語が通じないので、中国語が堪能な現地法人の社員が助けてくれなければ、かなり苦労したに違いない。チェックアウト後、タクシーで仕事に向かう。