ロジェストヴェンスキーのプロコフィエフ

ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮のプロコフィエフ交響曲全集の残り、第5-7交響曲を聴く。いずれも素晴らしい。弦楽器をゴリゴリ、管楽器をバリバリ演奏させるので、凡百の軟弱な演奏とは一線を画する凶暴な演奏になっている。各旋律が活き活きと響き、傑作の第5や第7では、それが感動的である。大真面目に大仰な演奏を展開するロジェストヴェンスキーの個性は、プロコフィエフショスタコーヴィチの一筋縄でいかない音楽に合っているようだ。