米国出張

16:20頃41番ゲートに行くと、UA890便の搭乗はあらかた終わっていた。座席は6A。Cクラスの最前列のバルクヘッド席だ。16:50、41番ゲートからスポットアウト。16Rまでタキシングしていく。全日空B777−281が着陸してきた後、17:15離陸。17:50頃にはFL340まで上昇したが、まだ雲を抜けきっていない。

やがて食事サービス開始。体格はいいが愛想は悪い客室乗務員の給仕を受ける。マティーニを注文するが*1、「そんなものはない。」と言われたので、ジンで我慢した。予約しておいた日本食は、おいしいとは言いがたかった。呑みすぎたせいか、食後、歯も磨かずに寝てしまった。

途中何回か目が覚め、その度にスカイマップで高度を確認する。燃料消費とともに、FL350・360・370とステップアップしていった。日付変更線を越えた後、8時半頃起きた。到着まであと1時間半ほどだ。サンフランシスコのかなり沖合いを飛行していく。今回は単眼鏡を持ってくるのを忘れたので*2、ゴールデンゲートブリッジやダウンタウンを肉眼で確認することはできなかった。

ロスアンジェルスの上空まで来ると、珍しく眼下は一面の雲海になっている。雲の中を降下し、10時ちょうどにロスアンジェルス国際空港の24Rに着陸した。10:14、C6ターミナルの74番ゲートにスポットイン。定刻よりも30分近く早い到着だ。風がよかったらしい。入国審査、荷物受け取り、税関検査とも順調に抜ける。車でセンチュリィシティへ行き、パークハイアットにチェックインする。

あてがわれた805号室に入ってすぐ、インターネットへの接続を試みる。つながらない。フロントに電話してクレームすると、そのままインターネットプロバイダのサポートデスクに盥回しされた。バンガロールかどこかにあるらしく、インド訛の強い英語で、よく聞き取れない。オペレータの指示に従っていろいろ試した結果、私のPCやサーバ側の問題ではないらしいことがわかり、保守要員を派遣してくることになった。外出の予定があるので、不在中でも部屋に入ってよいことにした。

*1:私は、初めての海外出張のときに、同行した上司がマティーニを注文するのを見て格好いいと思ってから、機内ドリンクはマティーニを所望するのが習慣になった。

*2:今回は忘れ物が多く、海外出張用に買ったTIMEXの腕時計20501も持ってくるのを忘れた。文字盤全体が光るので、夜中に何度も目が覚めて時間確認を要する海外出張に最適と判断して買ったものだ。何より、真っ白な文字盤に1-12のアラビア数字しかないシンプルかつ上品な意匠に一目惚れした。