アルバン・ベルク弦楽四重奏団のシューベルト

夜、NHK・BSでアルバン・ベルク弦楽四重奏団の演奏会の実況録画を放送していた。メインは、シューベルトの弦楽五重奏曲D.956。昨年7月4日に亡くなった元メンバー、トマス・カクシュカに替わって、彼の弟子イザベル・カリシウスがメンバーになっている。第2チェロはアンドラーシュ・シフ。演奏の方は、表情が硬く楽しめない。メンバーの意思疎通も心なしかよくない印象だ。この団体の師であるラサール弦楽四重奏団の演奏の方が、アメリカの団体であるにも拘らず、ずっと馥郁とした香りがする。