スバル360

360を買った。と言っても、Xbox360ではなく、スバル360の1/43のフィギュアである。昨晩、テレビを見ていたら、たまたま「国産名車コレクション」という雑誌のTVCFをやっており、その創刊号の付録がスバル360であることを知って、さっそく出勤途上に書店で購入した次第である。*1前からほしいと思って探していた仏NOREV社製のフィギュアである。単品では、2,000〜3,000円で売られているものが、創刊号特別価格の690円で買えてしまった。これでようやくまともな360のフィギュアが手に入った。*2

外装から見て、1967年9月に発売されたK111-40型をモデルにしたようだ。45,384台と360の年式の中では最も売れ、かつ最も洗練された外装の年式なので、妥当な選択と言えるだろう。グレードは、デラックス(またはスーパーデラックス)のようだ。簡単にレビューしてみる。
【長所】

  • 実車から採寸しているというだけあって、プロポーションがよい。どの角度から見ても、360のイメージ通りだ。
  • 車体の塗装やルーフトップの材質感の再現もよい。
  • 前照灯、尾灯、予備灯を透明部品で再現しており、リアルである。
  • タイヤのトレッドパターンやフロントフードのスリット(11本)も忠実に再現している。
  • 驚くべきことに、ほとんど見えない内装も、2本スポークのハンドルはもちろん、フロア・シフトノブ、バックミラー、ダッシュボード(実車通り上下に塗り分けられている)、カーラジオ、ドアや内壁の内張り等をきちんと再現している。

【短所】

  • フェンダーミラーやワイパーがオーバースケール
  • バンパーのモールが再現されていない(自分で塗り分けるしかない)。
  • 内装を上述の通り細部に至るまで再現するのであれば、窓の透明部品をもっと平滑にすべきだった。
  • 後部エアインテイクの塗装が雑。
  • 尾灯がややアンダースケール(しかもバリが残っていた)。
  • できれば、ウィンカーも透明部品で再現してもらいたかったところだ。
  • これが2,000〜3,000円というのは、ちょっと高いだろう。

このように、欠点は些細なものなので、360のフィギュアを手頃な価格で手に入れたい方は、今すぐ、最寄りの書店に急行することをお勧めする。

*1:帰宅後、妻から「テレビでスバルのおもちゃのコマーシャルをやっていて、娘たちと『パパがこれ見たら絶対ほしがるね。』と噂していた。」という話を聞いた。私がもう買っているのを知ると、感心を通り越して呆れたようだ。

*2:これまで持っていたのは、KONAMIの1/64の食玩と、スケールモデルとは言いがたいトミカだけである。