インフルエンザA型

晴れ

今日から冬休みだというのに、妻子は風邪で寝込んだままだ。私も快調とは言いがたいが、相対的には一番元気ということになり、腹を空かせてピーピーうるさい次女に妻が煮込んでおいたうどんを食べさせたり、妻と長女にお粥を作ってやったり(土鍋でご飯を煮るだけなので、「作る」と書くのは少々おこがましいが)、甲斐甲斐しく看病する。シータやソフィーのような心境で*1山のようにたまった食器を洗う。妻があらゆる食器を動員して苦闘した跡が偲ばれる。

とか何とかやっているうちに、私も疲れて寝てしまった。どうも、この風邪は、勤労意欲中枢に重大な障害をもたらすようだ。

家族が一網打尽になるのは妙だというので、夕方、かかりつけの小児科に予約を取って出かける。16時半頃到着し、私は駐車場に停めた車の中で待つ。地球環境と近隣静粛とガス代節約の観点から、エンジンを切る。しかし、じきに寒くなり、しばらくアイドリングしてからまた切る、ということを繰り返す。この時期、捜査や取材で張り込みをする人たちはご苦労なことである。隣の薬局での薬出しも含めて、ちょうど1時間かかった。乗り込んできた妻子によると、何と、インフルエンザA型の診断だったそうだ。してみると、私もそうだったのか。知らなかったこととは言え、会社の同僚諸氏には悪いことをした。年末年始にインフルエンザA型を発症した人からは、真っ先に私が感染経路として疑われても仕方あるまい。重篤にならないことをお祈りする。

*1:ハウルの城の台所はタイガーモス号の厨房の引用だ。