菅生線

帰宅後、妻に「買物ある?」とさりげなく尋ねると「パンと豆腐を買ってきて頂戴。」と言うので、「だったら、自転車で出かけるしかないな。」とか何とか言って、単身、菅生線の探索に出かけた。今朝、ベランダから菅生線とおぼしき鉄塔が見えるのを発見し、どうしても同定したくなったのである。昨日の場所までどうやって行くかちょっと悩んだ末、生田の山を直登することにした。MTBを買ったとき、自転車屋の主が「これなら生田の山も登れますよ。」と言っていたが、ようやく実行するときがきた。初めて21段変速の恩恵に浴し、標高約70mの尾根筋まで一気に登る(というほどの速度ではなかったが)。

生田線の終端は、地図通り、生田変電所になっていた。変電所内の鉄塔は銘板が見えないが、仮に10号としておこう。津久井道を渡ったところに8号が立っている。これは、9号から分岐した送電線を丘の中腹に立っている7号に受け渡している。7号まで上がってみると、小田急生田変電所があった。生田線はここで終わり。6号以前はどこに行ったのだろう。次に昨日も見た9号へ。9号は、菅生線からの送電線を東電生田変電所と小田急生田変電所へ振り分けていることになる。

続いて菅生線に取り掛かる。昨日も確認した通り、29号が終端で生田線9号に引き継いでいる。28号・27号・26号と少しずつ坂を登っていき、高台に立つ25号までは急登を強いられた。24号・23号と平坦な道でほっとする。昨日は暗くて気づかなかったが、23号だけは、なぜか他の鉄塔と違って鋼管鉄塔だ。22号・21号とたどった後、長沢浄水場横に立っている20号まで坂を下って登りなおす。今日は浄水場通りを渡って19号の基部へ。ここから聖マリアンナ医科大学の方へ支線が分岐しているが、浄水場通りに歩道がないので追跡を断念した。川崎国際ゴルフ場越しに18〜16号が眺め渡せたので、一応満足することにした。帰路は、また山坂を下ったり登ったりした後、19時前に家に帰り着いた。入浴後のビールがうまかったこと(そして夕食後寝てしまったこと)は言うまでもない。