八重桜

妻と長女は昨日の遠足で疲れ切り、昼食を作るのがめんどうだというので、外食に出かけることにした。疲れていても自転車で行くのが我が家らしいところである。外はもう初夏の陽気だ。途中、あちこちで八重桜が満開だった。食後、二ケ領用水に寄る。梨畑の花は散り、用水にも桜の花びらはほとんど流れていなかった。

途中で私は妻子と別れ、床屋へ散髪に行く。3ケ月半ぶりに短くしてさっぱりした。その後、近所の古本屋へ行く。「鉄塔武蔵野線」(新潮文庫)を探すためである。あちこちの書店で新刊本を探していたのだが、やはり絶版ゆえ、すでに版元に返本されてしまったらしく、諦めて古本にターゲットを変えたのだ。1軒目にはなかったが、府中街道をはさんだ向かいの店で見つけた。帯もなく、ちょっと薄汚れた感じだが、何しろ100円なのだから文句は言えない。ともあれ、ようやく手に入った。