2つの工作。

Wilm2004-02-11

晴れのち曇り。

船の科学館北朝鮮工作船の一般公開が15日までと知ったので、出かけることにした。13時過ぎ、さあ出発という間際に、妻の知人から「横浜でやっている児童造形展におたくの娘の作品が出ていた。」というメールが妻のところへ舞い込んだ。長女に問い質すと、「先生が自分の工作を何かの展覧会に出すと言ってた。」と言う。早よ言わんかい。妻が学校からの案内を書類の山から掘り出す。展覧会というほど大袈裟なものではないようだが、一生に一度のことかもしれないので、目的地を急遽、台場から横浜に変更する。いつもながら、計画的な行動である。

川崎ICから第三京浜に乗り、横浜首都高の横浜公園出口で降りる。会場である横浜市民ギャラリーの近くのタワーパーキングに車を預け、展覧会場へ。受付係は、娘たちの小学校の先生だった。挨拶をしてから会場に入る。長女の小学校のブースに4年生の「私の鳥」というコーナーがあり、30個ほど鳥の焼き物が並んでいる。果たして、その中に長女の「かみの毛鳥の話」と題した作品があった。聞けば、シジュウカラにするつもりだったところが、塗装に失敗し、わけがわからなくなったので、「かみの毛鳥」という架空の鳥にしたのだそうだ。それが評価されて出展されたのだから、世の中わからないものである。しかし、思い切り親の欲目で見れば、とぼけた表情といい、本物そっくりの巣といい、なかなかの出来映えである。やはり、こいつは父親に似て芸術の才能に恵まれたか、と独り合点する。ほかの生徒の作品も、学校によって工作あり絵ありと多彩だ。どれも子供らしい自由な発想と稚拙さが同居していて、ほほえましい。