「影のない女」

Wilm2010-05-29

  • 15:30  初台での「影のない女」第1幕終了。事前に聞いてはいたが、チープな舞台美術に失望。歌唱と管弦楽はまずまず。第2幕以降の盛り上がりに期待。
  • 16:54  影のない女」第2幕終了。舞台美術は、キッチュでもなく、ただ安っぽい。人力による頻繁な舞台転換を強いられる大道具さん、お疲れ様。妻は、「不妊だの妻の浮気だのというモチーフが気にいらないわ。」と憤慨している。
  • 18:47  影のない女」終了。バラクの妻のステファニー・フリーデがミニー、カテリーナに続く圧倒的歌唱を聴かせた。彼女のイゾルデを聴いてみたい。エーリヒ・ヴェヒター指揮下の東響は、繊細から豪放までシュトラウスの大管弦楽を堪能させてくれた。ところで、幕切れに登場した坊主。君、ジャンケン弱過ぎ。
  • 23:10  帰宅後、公演チラシを整理したら、「ご観劇の際のお願い」と題する紙片が出てきた。劇場が折り込んだだらしく、「拍手は幕が下りきるまでお待ちいただき、オーケストラの繊細な音もお聴き逃しなさいませぬよう、最後の最後までお楽しみください。」とある。客が興行主にこんな指南をされるとは世も末。
  • 23:32  影のない女」を観たので、シュトラウスのオペラ15作品中、実演を観ていないのは、「グントラム」「火の欠乏」「平和の日」を残すのみとなった。既に観た12作のうち半分は若杉弘の指揮による。初期作品は興行的に無理としても、「平和の日」はいつか若杉が舞台にかけてくれると期待していたのに。
  • 02:48 昨日の「影のない女」第2幕の舞台転換音楽の冒頭でチェロ独奏が続く。実に美しい演奏で、首席奏者のボーマンかなと思って、休憩時間にメンバー表を見ると載っていない。帰宅後調べると、首席の西谷牧人だったようで、ご本人のHPに逸話が紹介されていた。 http://bit.ly/aDxm0c

Powered by twtr2src