「FLY!パンダ」とのすれ違い

Wilm2008-07-05

全日空の中国線就航20周年記念特別塗装「FLY!パンダ」を施されたJA606A(B767-381ER)のフィギュアを買おうかどうしようかと迷っているうちに、あっと言う間に、市場から姿を消してしまいました。購入を迷ったフィギュアに限って、後からほしくなり、ほしくなった頃には、買えなくなっている、というのが旅客機フィギュアの常です。だから、「旅客機フィギュアは、迷ったら買え。」をルールにする必要があるわけです。それにしても、JA606Aは、もう手に入らないと諦めていました。

今日、溝口の丸井に妻と買い物に行きました。私の衣料品を買ったところで、妻と別れ、6階の「Yellow Submarine」に行きました。旅客機フィギュアのショウケースを覗いてみると、1/400の「先得ジェット」がありました。これも、だんだん見かけなくなっていますが、もう買わないと決めているので、心は動揺しません。視線を左の方に移していくと、何と、JA606Aがあるではありませんか。残っているところには残っているものです。欣喜雀躍、すぐに買おうとしたのですが、「これまで売れ残っていたのだし、まあ慌てることはない、ほかの買い物を済ませてから戻ってこよう。」と思い直しました。

丸井の近くの「イシハラi-box」へ行き、「IFシリーズ」の開封品の中から「流星改」(横須賀海軍航空隊)を買いました。それから、丸井に戻り、さあ、店員にJA606Aを出してもらおうと、ショウケースを確認すると、嘘のように、JA606Aは忽然と姿を消していました。慌てて店員に尋ねると、「つい先ほど、売れました。あれが最後の1個でした。」という宣告です。取り置きも頼まずに売場を離れたのは、魔が差したとしか言いようがありませんが、まさか30分足らずの間に、先を越されるとは思ってもみませんでした。あるいは、神様が「旅客機フィギュアごときに散財し過ぎであるぞ。」と判断され、何者かを急遽遣わされたのかもしれません。

がっくりうなだれて帰宅し、妻子にこの話をすると、「その場で買わないのが敗因よ。」と異口同音に指摘されました。もちろん、誰も同情していません。今後、ルールを改訂し、「旅客機フィギュアは、迷ったらその場で買え。」を鉄則にすることに決めました。

写真は、昨年8月の欧州出張の際、成田空港で撮影したJA606Aです。