「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のDC-6B
映画「ALWAYS三丁目の夕日」には、日本航空のDC-6B(JA6205*1)が登場します。日本航空が導入した純正DC-6Bの1号機です*2。もちろん、日本に飛行可能なDC-6は現存しないので、CG映像です。しかし、月刊「AIRLINE」2007年12月号(通巻342号)の記事によると、映画スタッフは、DC-6の実機のエンジン音に拘り、わざわざ米国アラスカ州のフェアバンクスまで出かけて、エヴァーツ・エア・カーゴ社が現在も運用しているDC-6A(N400UA)の飛行音を録音したのだそうです。DC-6Aは貨物機仕様ですから、旅客機仕様のDC-6Bとは異なりますが、エンジンは同じP&W社製R-2800エンジンを搭載しているようなので、音は同じと言ってよいでしょう*3。この映画は、今や日本では耳にすることができないDC-6の音を聞かせてくれる、貴重な映像です。