「大型機コレクション」その3 アヴロ・ランカスターMk.III

Wilm2008-06-05

一昨日買ったエフトイズの「大型機コレクション」のうち、アヴロ・ランカスターは、おそらく1/144では初めてのフィギュア化ではないかと思います。その意味では貴重なフィギュアなのですが、もともと英軍機にはそれほど愛着がないので、カフェレオのB-24でやったように、ドイツ軍の捕獲機仕様にしてしまおうかとも思いました。しかし、ネット上でカラースキームが見当たらなかったので、ふつうに組んでみることにしました。スナップフィットのように、接着剤なしで簡単に組み上がります。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060505

できあがってみると、なかなかよくできています。実機の造型が単純なので模型化しやすかったと言うと身も蓋もないのですが、主翼の緩やかな上反角、複雑な降着装置、操縦席の下方視界窓の膨らみ等々、手抜きなく再現しています。ノーズアートはありませんが、誘導機識別用の赤い垂直安定板がいいアクセントになっています。

このLM624号機は、1944年6月23日に第57飛行隊に配属され、7月にサン・ル・ド・ノーのV1ロケット発射基地、8月にダルムシュタット、9月にニュルンベルクなどの爆撃に参加します。しかし、11月6日にミッテルラント運河の爆撃に出撃したまま、7名の乗員もろとも行方不明となりました。飛行時間わずか1,631時間の生涯だったようです。