市谷亀ヶ岡八幡宮

その後、前から行ってみたいと思っていた市谷亀ヶ岡八幡宮に寄る。歌川広重の「名所江戸百景」の最後の作品の一つ「市ヶ谷八幡」(1858)*1にも描かれている神社だ。急な階段を登ると、銅製の鳥居が立っている。説明板によると、文化元年(1804年)に建立されたとあるから、「市ヶ谷八幡」に描かれている鳥居が、100年以上も同じ場所に立っていることになる。境内には、夏越の大祓のために、直径2mほどの茅輪がしつらえられていた。

*1:広重の死後1ケ月後の安政5年10月に出版された3点の一つである。