「フラガール」
妻が観たがっていた映画「フラガール」のDVDを貸しビデオ屋で借り、夕食後、家族で観た。評判通り、いい映画だった。演出、脚本、カメラワークいずれもしっかりしたもので、映画ならではのエンターテインメントを存分に楽しませてくれる。ウクレレ奏者・ジェイク・シマブクロの音楽も、映像を美しく引き立てている。
俳優陣は、松雪泰子、蒼井優、富司純子、山崎静代、岸部一徳、豊川悦司らがいずれもいい芝居をしている。蒼井優は、「男たちの大和」でも感心したが、演技力のある女優だ。NHKテレビドラマ「クライマーズ・ハイ」での怪演の印象が新しい岸部一徳は、本作でもいい味を出している。
「ALWAYS 三丁目の夕日」といい、邦画界に優秀な人材が戻ってきていることを感じさせる。
鑑賞上の工夫として、日本語字幕をオンにして観るとよいだろう。全編、台詞は福島弁(浜通り方言)なので、字幕があった方が理解しやすい。