Wilm2006-12-27

晴れ

台風一過という感じで、朝から青空がのぞいた。空気中の塵埃が洗い流されたらしく、西の山並みがくっきり見える。日中の最高気温は摂氏20度で、コートが不要だった。やはり異常気象なのか。

新聞などで今年の回顧記事が出ているので、それに倣って、本Blogの主要カテゴリについて、今年のベストを選んでみる。母数の多いものはベスト3、少ないものはベスト1にする。

クラシック
第1位:神奈川フィルの「第九」
近年稀に見る感動的な演奏会だった。私がこれまで聴いた26回の「第九」公演の中でも屈指の名演だった。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20061210

第2位:「皇帝ティトの慈悲
モーツァルトを現代の極上のエンターテインメントとして再現させた、まさに生誕年に相応しいオペラ公演だった。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060422

第3位:セルのモーツァルト・セット
名指揮者ジョージ・セルが遺したモーツァルト交響曲管弦楽曲の録音を網羅したCD10枚組セット。いずれも珠玉の名演だ。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20061017

美術
第1位:ブロッホ-バウアー・コレクションのクリムト
ロスアンジェルス郡美術館で観たクリムトの名品の数々は、その後、ばらばらに競売にかけられて散逸した。人類の失ったものは大きい。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060507

第2位:明日の神話
圧倒的迫力を持つ壁画の蘇生だった。広島、長崎いずれかに安住の地を定め、原爆の惨禍を後世に語り継いでもらいたい。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060811

第3位:中村晋也の彫刻
靖國神社遊就館、鹿児島の花瀬望比公園、指宿海軍航空基地跡・慰霊碑公園、中村晋也美術館で観た佳品の数々は忘れがたい。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060401
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060825
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060826
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060827

文楽
第1位:仮名手本忠臣蔵
文楽は、まだ3公演4作品しか観ていないが、やはり最初に観た本作の印象が強烈だ。玉男訃報に接した後の「城明渡しの段」は鬼気迫るものがあった。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060924

映画
第1位:硫黄島からの手紙
ハリウッドが太平洋戦争の日米戦を初めて日本側からの視点で描いた秀作だ。返す返すも、我々日本人がまず映像化すべきだった。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20061209

旅客機
第1位:YS-11A搭乗
8月25日、退役間際のJA8768に搭乗することができた。同機は、9月30日に徳島->福岡->鹿児島を飛んで退役した。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060825

第2位:B747SR-81搭乗
1月6日、退役間際のJA8157に搭乗することができた。同機は、3月10日に羽田->鹿児島->羽田を飛んで退役した。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060106

第3位:交通博物館
今年は歴史の転換点だったらしい。交通博物館も70年の歴史に終止符を打った。来年10月のさいたま市での再開が楽しみだ。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060423

おもちゃ
第1位:ANA WING COLLECTION 2
入手したばかりで、まだ1機も作っていないが、B747SR-81とYS-11Aが退役した年の最後を飾る名シリーズだ。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20061222

第2位:連斬「大和」
ささやかな金銭的・時間的資源の投入で、内部構造まで再現された戦艦「大和」の1/700フルハル模型を手に入れることができる。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060116

第3位:鋼密度模型TIGER-I
田宮模型の1/25ティーガーIに郷愁を感じる人は、迷わず入手すべきだ。マイバッハ・エンジンや動力駆動装置まで再現されている。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060611