帰国

寝ている間に日付変更線を越え、20日になっていた。13:40頃目が覚めると、すでに千島列島の新知島付近の沖合を飛行中だった。窓を開けて見ると、空はきれいに晴れているものの、眼下は一面の雲で海は見えない。この季節の北太平洋は、荒れているだろう。しかし、対流圏と成層圏の境目である37,000フィートの高空は、ほとんど揺れない。

14時頃、朝食サービスが始まる。一昨日の洋朝食が今一つだったので、和朝食を選ぶ。北海道、東北の沖合いを南下していくに従って、日が傾いていく。やがて次第に高度を下げ、雲の下に出ると、すでに千葉県の上空だった。蓮沼のあたりから上陸したようだ。どんより曇った冬景色が広がっており、南カリフォルニアの好天とは対照的である。

16:22、成田国際空港34Lに着陸。P1誘導路からPタキシーウェイへ抜ける。16:31、定刻より6分遅れで46番ゲートにスポットイン。第4サテライトの先端なので、入国審査場には一番遠いゲートだ。延々と歩かされるが、ずっと座りっ放しの後の運動不足解消にちょうどいいだろう。入国審査・税関検査ともにスムーズに抜け、全日空のサービスカウンタに直行する。申し込んでおいた「お帰りハイヤーサービス」を使う。疲れた出張帰りには、このサービスはたいへん助かる。車に乗り込むと、自宅への電話やら、メールチェックやらをする。やはり、湾岸線・首都高ともに渋滞しており、会社に到着したのは18時半頃だった。

仕事を片付けてから帰宅。18日に発売されたエフトイズの「ANA WING COLLECTION 2」を買おうと、新宿のヨドバシカメラに寄る。しかし、恐れていた通り、すでに売り切れており、再入荷の目処は立っていないという。やはり人気があるようだ。この時期に出張が入ったことを恨みつつ、家路に着いた。