Wilm2006-11-24

晴れ

日中、銀座に仕事で出かけたので、帰りがけに有楽町マリオンの「丸の内プラゼール」で「父親たちの星条旗」のパンフレットを買った。ようやく手に入った。「硫黄島からの手紙」は早めに観に行くことにしよう。

西銀座デパートの「宝くじチャンスセンター」には、今日から発売になった第513回全国自治宝くじ(年末ジャンボ宝くじ)を買い求める人たちが行列を作っていた。驚くべきことに、行列の長さは約200mにも及び、有楽町マリオンの前を回ってJRの高架のあたりまで伸びている。最後尾は、おそらく1時間待ちであろう。しかし、なぜこんな行列になるのだろうか。

  1. ここで行列しなければ、宝くじが手に入らない。
  2. 今日買った宝くじは、当籤確率が高い。
  3. この売場で買った宝くじは、当籤確率が高い。
  4. なぜかは知らねど、皆が並ぶから並ぶ。
  5. ともかく行列に並ぶのが好きである。

家庭用ゲーム機の新製品ではあるまいし、宝くじは発売期間中どこでも売っているので、1でないことは明らかだ。抽籤方法から見て、2・3も違う。他の売場と比べて、この売場の当籤本数が断然多いのは事実だが、それはここでの販売本数が断然多いからである。4は合理的理由とは言えない。とすると、論理的帰結としては、「合理的思考ができ、かつ行列が好きな人」が世の中にこれだけいる、ということになる。行列嫌いの私には信じられないことである。

有楽町マリオンのホールでは、この喧騒を天使様が見下ろしていた。

私は、籤運の悪さにかけては人後に落ちないので、宝くじは決して買わないことにしている。そう言えば、新国立劇場の「蝶々夫人」を会員優先郵送受付で申し込んだのだが、これまで音沙汰がない。また落ちたかな、12月2日の会員販売期間の初日にチケットセンターへ電話をかけ続けるのは面倒くさいなあ、いやだなあ、と思いながら帰宅すると、新国立劇場から封筒が届いていた。落選通知にしてはちゃんとした封筒だなと思って開封すると、チケットが入っていた。たまには当選するものらしい。