セルのモーツァルト・セット

10月1日のエントリに「セルの遺したモーツァルト交響曲やピアノ協奏曲の録音がボックスセットになるのを辛抱強く待っている。」と書いた矢先、辛抱強く待った甲斐あって、米国Sony Classicalから10枚セットが発売になる旨がHMVのWebサイトで予告されている。この日を待っていた。ただし、「交響曲のほか、ピアノ協奏曲、ピアノ四重奏曲、ヴァイオリン・ソナタを収録していますが、詳細についてはもう少しお待ちください。」とある。Tower RecordsのWebサイトも同じような表記だ。セルがピアノを弾いているピアノ四重奏曲やヴァイオリン・ソナタの録音も貴重だが、果たして交響曲やピアノ協奏曲は、CBSへの全録音を網羅しているのだろうか(複数の録音があるものは、どれか1つでも入ればよい)。しかし、多少の欠落があったとしても、これだけまとまるのは珍しいので、もう買うしかないだろう。

ディスコグラフィによると、セルがCBSに遺したモーツァルト録音は、以下のものがあるようだ。
交響曲第28・33・35・39・40・41番
・ディヴェルティメント第2番
・セレナーデ第9・13番
・ピアノ協奏曲:第12・15・17-27番
・ヴァイオリン協奏曲:第1・3・5番
クラリネット協奏曲
・協奏交響曲(K.364)
・ピアノ四重奏曲第1・2番
・ヴァイオリン・ソナタ第18・21・24・28番
・歌劇「劇場支配人」序曲
・歌劇「フィガロの結婚」序曲
・モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」

これらのうち、セットに収録されるのはどれだろう。楽しみだ。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20061001