プロコフィエフ交響曲・ピアノ協奏曲全集

HMVに注文していたCDがどかっと届いた。ゲンナジ・ロジェストヴェンスキーのプロコフィエフ交響曲・ピアノ協奏曲全集、ルドルフ・バルシャイショスタコーヴィチ弦楽合奏曲集、大野和士マーラー交響曲第2番の3セットである。セット割引が利いて、1枚あたりの単価は500円ほどの買い物だ。プロコフィエフの全集には、作曲家が自作(ヴァイオリン協奏曲第1番、「ロメオとジュリエット」第2組曲)を指揮した古い録音も含まれている。プロコフィエフのあざとい音楽を魔法使いロジェストヴェンスキーがどう料理するか興味深い。
バルシャイショスタコーヴィチは、指揮者が弦楽四重奏曲(第1・3・4・8・10)を弦楽合奏曲に編曲したものだ。同じ指揮者がヨーロッパ室内管弦楽団を指揮した旧盤を持っているが、第1を含む新録音がセットになったので買い直すことにした。
以前のエントリで、私が将来を嘱望する指揮者は、サイモン・ラトル井上道義、準・メルクル、クリスティアン・アルミンククリスティアンティーレマンと書いたが、大野和士を忘れていた。彼は、私の友人の友人で、今から20年以上も前、彼が駆け出しの頃、楽屋を訪れて挨拶をしたことがある。友人の「お前も大きくなったな。」という言葉に「え、体がか?」と即妙に答える表情には自信が漲っていた。その後も順調にキャリアを形成していると思う。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20060421