東京都慰霊堂と復興記念館

まず、東京都立横綱町公園の中にある東京都慰霊堂に参拝する。関東大震災の犠牲者の霊を祀るため、火災旋風により多くの犠牲者を出した陸軍被服廠跡に1920年に建てられた霊堂である。その後、東京大空襲による焼失を奇跡的に免れたたため、その犠牲者の遺骨を合祀することとなった。堂内の祭壇に灯明を奉納する。堂内には、関東大震災東京大空襲の悲惨な写真・絵画が数多く掲示されていた。

霊堂の脇には、「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」がある。花で覆われた斜面の下に東京大空襲の犠牲者名簿が安置されているという。

続いて、東京都復興記念館を見学する。1921年関東大震災の復興事業を記念するために建てられた施設だ。館内には、関東大震災を中心に、東京大空襲や三宅島噴火などの災害の資料が多数展示されている。東京都が度重なる激甚災害を乗り越えてきたことが窺われる。