FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN Japan Premiere」に行く。神羅カンパニー社員になっておいたので、招待券を入手できたのだ。外出先から六本木ヒルズの映画館に19時の開演間際に汗だくになって駆け込む。

偉大な作品だった。原作のゲーム「FINAL FANTASY VII」に基づく複雑な世界観、時間軸を行きつ戻りつしながら収斂していくシナリオ、ひとりひとり丁寧に描きこまれた個性的なキャラクター群。繊細から壮大まで振幅の大きい音楽。「real unreality」とでも呼ぶべき、虚実いずれともつかぬ斬新な映像表現。そして何より、重力、人間の運動能力などの物理法則に一切拘泥しない結果、驚嘆すべきアクションが展開される。とても視神経の伝達速度が追いつかない。本作がもともとDVD専用映像として企画・製作されたことが首肯できる。これは、アクション表現のスタンダードとして、今後多くの模倣者・追随者を出現させることだろう。

しかし、実は、そんな小賢しいことはどうでもよい。映画を観て、涙が溢れたのはいつ以来のことだったか。
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン (通常版) [DVD] PS one Books ファイナルファンタジーVIIインターナショナル