ポーラー・エクスプレス

いよいよ「ハウルの動く城」「Mr.インクレディブル」に続く年末映画3回シリーズの最終回、「ポーラー・エクスプレス」だ。家族で新百合ヶ丘に出かける。ロバート・ゼメキスの監督作品なので、おおいに期待する。

結果は、期待外れ。ゼメキス作品らしく、映像はどこまでも美しく、斬新だ。しかし、今ひとつ感銘に乏しい。おそらく、サンタクロースというヨーロッパ的な存在とアメリカ的な製作技法が噛み合わなかったのだろう。サンタクロースの街でスピーカからアメリカのクリスマスソングが流れる場面は、SF的な虚無感が漂って不気味ですらあった。

やはり、原作の『急行「北極号」』の想像力を映像化するのは無理なのか。
急行「北極号」