鬼が島

昨日までの晴天から一転、朝から曇り空が広がっている。昨日歩いた屋島の北嶺は雲の中だ。今日は、女木島(通称「鬼が島」)に渡ることにする。

朝食後チェックアウトし、11:10発の男木島行きフェリーに乗船する。わずか20分で女木島に到着。鷲ヶ峰の洞窟行きのバスに乗り換える。洞窟は、鬼の棲み家だったと言われているが、実際には海賊の根城だったとか。洞窟ツアーの500円は少し高い気もするが、山頂上から望む瀬戸内海の景色はなかなかのものだった(洞窟ツアーに参加しなくても頂上には行けるので、やはり500円は高い)。

バスで山を下り、13:20発のフェリーを待つ間、港のほとりにある「鬼の館」を見たり、モアイ像のレプリカ(オリジナルの災害復旧時に吊上げ試験用に庵治で作ったものとか)を見たりして時間をつぶす。高松に戻ってから、駅前のうどん屋で昼食。

その後、玉藻公園を散策する。かつては、立派な海城だったようだが、今は城壁が残っているだけで、天守閣はない。ここは、初めて来る気がする。これで、高松の観光も終わりである。ホテルの駐車場から車を出し、空港を目指す。一本道なので迷うこともなく、レンタカーの営業所に到着した。送迎バスで高松空港のターミナルへ。

定刻を少し遅れて17:20頃、ANA638便は高松空港を離陸した。機材はJA8285(B767-381)。離陸した後、右旋回して高松市外の上空から瀬戸内海に出る。屋島が平たく見えた。さらに右旋回して小豆島の北岸を飛び、やがて明石大橋が真下に見える頃、雲が出てきて地上が見えなくなった。次に地上が見えたのは、君津市の上空になってからだった。東京湾アクアラインの橋と海ほたるが右下に見える。無事、羽田空港に着陸。ビッグバードで夕食を取った後、両親と別れた。京浜急行南武線と乗り継いで、21時半頃、帰宅した。両親と家族を連れた慌しい旅で疲れたが、盛りだくさんで達成感は大きい。