ナハ22邂逅

長女が部活動の合宿にでかけるので、集合場所の登戸まで送っていく。7:41発の立川行きに乗り込む一行を見送った後、2番線で7:54に到着する05Fを待つ。今日はどの編成か。やがて遠くに黄色い車体が姿を現す。ナハ22だ。引退間近の老兵がポイントを超えてゆっくり2番線へ入線してくる姿は感動的だった。ようやく会えた。停車して乗客が乗り込むのが一段落してから、車輌番号を順番に撮影していく。川崎方からクハ103-357、モハ103-755・102-2012・103-756・102-2013、およびクハ103-316だ。

このまま見送るのはもったいないので、津田山まで乗車した。途中、宿河原のホームの端に鉄道ファンがカメラを構えて待っていた。やはり、ナハ22の晩年の姿を記録に留めたいのだろう。津田山で下車して見送る。

しかし、数年前まで南武線を当たり前に走っていた103系も、いつの間にか1編成6輌のみになってしまった。私が高校生の頃は、当時新型だった高運転台の103系を畏敬の眼差しで眺めたものだが。

これで6月13日から始めた南武線全34編成目撃は、2ケ月弱で成就した。