半蔵門

外出の途中、半蔵門の近くを通ったので、国立劇場に寄って、昨日電話予約した文楽公演「義経千本桜」のチケットを買う。事前予約の抽選には漏れたが、辛うじて手に入った。12月の文楽公演は、文楽鑑賞教室との2部構成なので、「義経千本桜」は全部で13公演しかない。文楽公演時の小劇場の座席数は560だから、560*13=7,280席しかないことになる。

昨日の10時から一般予約受付開始だったのだが、折悪しく10時前から会議が始まり、昼近くまで続いた。その間、7,280席が次々と埋まっていくのが目に浮かぶようで、気が気でなかった。ようやく携帯電話でチケットセンターに電話ができるようになると、案の定、話中。終呼->リダイアル->話中->終呼->リダイアルを20回くらい繰り返して*1ようやくつながり、何とか4席確保できた次第である。

半蔵門から桜田濠の景色が美しかったので、写真を撮った。

聞けば、長女は学校の国語の課外授業で、12月の文楽鑑賞教室を観に行くという。出し物は、「伊達娘恋緋鹿子」と「恋女房染分手綱」である。うらやましい。
長女「へっへっへ。いいでしょ。」
私「それって、父兄同伴でないと駄目なんじゃないか。」
長女「違うよ。友達と行くんだもん。」
私「うらやまし過ぎる。パパも会社休んで行こうかな。」
粋なことをする学校だが、当分、長女に「パパより多く文楽の作品を観てるもんね。」と自慢されそうだ。

*1:このプロセスを無意識に繰り返していると、せっかく着呼したのに、切ってしまうというアホなことが起こるので、細心の注意が必要である。