冬の星座

暦のうえでは、今日から冬だ。それに合わせたかのように、関東地方にも、夜になって冷気が流れ込んできたようだ。久しぶりにひんやりした空気の感触を味わう。月齢16.3の立待月が明るく輝く空は、きれいに晴れ上がり、オリオンが上っている。ベテルギウスシリウスプロキオンの「冬の大三角形」が大きく見える。シリウスが一際冴え冴えと瞬いている。

そう言えば、脈動変光星ベテルギウスは、その後も減光を続け、現在、約1.3等まで下がっているという。言われてみると、同じオリオンの中の1等星リゲル(右下のβ星)よりも明らかに暗く、右上のγ星ベラトリクス(2等星)とほぼ同じ明るさだ。このままだと、リゲルにお株を奪われて「冬の二等辺三角形」になってしまいかねない。がんばってほしいものだ。