黄昏な日。

晴れ後曇り。

今日から初台の「神々の黄昏」の一般売り出しだ。会員優先販売では、葉書抽選が外れ、出張中に妻に依頼した電話予約でもいい席が残っていなかったので、結局、今日を迎えることになってしまった。10時からボックスオフィスに電話をリダイアルし続け、11時半頃ようやくつながる。何と、残券は4月1日のS席のみ。選択の余地がないので、迷わなくてすんだ。行きたかったトレレーヴェン・ブロック組の日だから、よしとせねばなるまい。あとは、その日に、半休が無事取れることを祈るのみだ。しかし、初台の「指環」は、年を追うごとに入手が困難になった。人気が高まっているせいか、それともシーズンチケットを増やしたせいか。心臓に悪くて困る。

セルの「指環」

HMVオンラインで注文したバルビローリのマーラー第6とセルの「指環」抜粋が届いた。「神々の黄昏」のチケットが何とか確保できたことでもあるし、セルの「指環」を聴いてみる。モーツァルトのような清澄なヴァーグナーだ。ヴァーグナーは、最初はこういう演奏で聴いた方がいいかもしれない。私が初めて接したのは、フルトヴェングラーのどろどろした怨念の固まりみたいな演奏だったので、しばらくヴァーグナーを敬遠することになってしまった。
ワーグナー : ニーベルングの指環 (ハイライト)