鶴丸のB747-146

夕方、家族で矢野口の「UNIQLO」に買い物に行ったついでに、永山の「B-Hobby」へ行ってみました(「ついでに」と言うほど近くないのですが)。私の行きつけの理髪店の店主が大の模型好きで、行くと、模型談義に花が咲くのですが、彼に教えてもらった店です。「BOOKOFF」に併設されているホビーショップなので、当然、商品は中古品です。

ショウケースの中に、前からほしいと思っていた、herpa日本航空JA8101(B747-146)がありました。検品してみると、期待に反して、胴体の線やロゴの紺色が明るすぎたり、垂直尾翼がプラスチックの成型色のままだったり、若干見劣りのするフィギュアであることがわかりました。しかし、価格が定価の半額でしたので、損はないなと思って買うことにしました。

日本航空の1969年塗装(いわゆる二代目「鶴丸」塗装)は、1985-6年頃を境に、前期は、(i)機体下部が無塗装のベアメタル状態で、(ii)機体後部の登録番号は、4番ドアと5番ドアの間に書かれているのに対し、後期は、(i)機体下部はグレー塗装、(ii)登録番号は5番ドアの後ろ、という違いがあります。このフィギュアは、後期塗装を再現しています。しかし、5番ドアの位置がかなり後ろにずれているため*1、登録番号は、ほとんど水平安定板の下になってしまっています。さらに、4番ドアの位置もやや後ろにずれています。どうしてこういうことになるのか、よく理解できないところです。

しかし、JA8101は、日本航空が導入したB747の初号機(すなわち日本初のB747)です。しかも、今年5月31日を以って、すべての日本航空機の垂直尾翼から消えてしまった「鶴丸」マークをまとった1969年塗装のB747のフィギュアは、現在これだけのはずですから、多少の不出来には目をつぶることにしましょう。

*1:これでは、後部圧力隔壁のあたりに5番ドアがあることになってしまいます。