全日空機と日本航空機の接触事故

報道によると、今日16:25頃、羽田空港のC滑走路の誘導路で、離陸順番待ちの全日空33便のB777-281ER(JA715A)と地上走行中の日本航空925便のB747-446D(JA8090)が接触事故を起こしたようです。全日空機が日本航空機に「当て逃げ」された格好ですが、いずれの機も事故に気付かないまま離陸し、それぞれ、目的地(全日空機:伊丹、日本航空機:那覇)での点検で損傷に気付いたということです。

一部報道での図解を見ると、C滑走路の34R終端付近のC2誘導路で待機していたJA715Aの機体尾部を、最末端のC1誘導路に向かっていたJA8090の左翼端がこすって行ったということのようです。報道写真を見ると、JA715Aの尾部に疵がつき、JA8090の翼端灯のアクリル・カバーが割れています。

事故時の様子を手持ちの1/500の旅客機フィギュアで再現してみました。全日空機は、JA713Aですから、-281ERではなく-281です。日本航空機は、「JALウイングコレクション」に-446Dがあるのですが、沖縄線就航50周年記念塗装機をそのまま使うのはためらわれたので、-446の胴体に-446Dの主翼を取り付けて-446Dをでっち上げました。ずいぶんいい加減な再現場面ですが、両機がもう少し近づいていたら、重大な損傷や事故に発展した可能性があることは十分理解できると思います*1

*1:もし、ウィングレットのある国際線仕様の-446だったら、全日空機のテイルコーンを切り裂いていったか、あるいは自機のウィングレットがもげたか、いずれにせよ、もっと甚大な損傷が発生したでしょう。