「世界の航空機コレクション」その4

今日は、上記シリーズからB737-86Jを紹介する。B737は、1967年の就航以来、40年間も続いているボーイングの看板シリーズである。初代の-100型は全長28.6mだったのに対し、この-800型は全長39.6mと10mも長くなっており、初代の面影は、尖った顔と巨大な垂直尾翼に残るのみである。

フィギュアは、ドイツの格安航空会社エア・ベルリンのD-ABANである。D-ABANは、現在35機あるエア・ベルリンのB737-86Jフリートの初号機で、1998年5月7日に受領されている。2003年以降のD-ABANは、胴体横の「AIR-BERLIN」のロゴの下に「airberlin.com」とURLが表示されているので、2002年以前のD-ABANを再現していることになる。

例によって、造型はよい。カクカクした顔、新世代737のトレードマークである鋭く跳ね上がったウィングレット、足の短いB737独自の底部が平らなおむすび型エンジン等々、この機材の特徴をきちんと再現している。惜しいのは、鼻から胴体上部にかけて派手に分割線が入っているのと、これは、私の個体に固有なのかもしれないが、あちこちにタッチアップの筆ムラがあることだ。遠目には、見事なフィギュアである。