YS-11Aのプラモデル

長谷川製作所の1/144のYS-11Aのプラモデルを見かけたので買う。1969年塗装の全日空機を再現したものだ。

非常に出来がよい。童友社の1/144プラモデルでは省略されていた胴体下部のエアインテイクは、ちゃんと別部品が用意されているし、胴体上部の衝突防止灯やプロペラ横の防護板は、モールドで表現されている。プロペラの3次元曲面もそれなりに再現している。立派なものである。唯一文句があるとすれば、もっと早く再発してくれれば、童友社全日空機は買わずにすんだことだ。
http://d.hatena.ne.jp/Wilm/20061021

機首には、愛称「オリンピア」がデカールで再現される。登録番号はJA8735(製造番号2108)がデフォルトで用意されているが、数字の予備デカールが各数字4つずつ用意されているので、「オリンピア」の愛称を持つ40機のYS-11Aのうち、任意の機材が再現できることになる*1。実機写真を調べて、1969年塗装で機種に愛称が表示されていることが確認できたものの中から適当な機材を選ぶことにしよう。

*1:YS-11Aには、登録番号に同じ数字を3つ使うJA8666(製造番号2028)とJA8777(製造番号2163)があるが、いずれも東亜国内航空機なので、「オリンピア」ではない。このプラモデルの設計者がそこまで調べて、予備数字は4つでよいと判断したとすれば、たいしたものだ。