iPod

今日は、妻の誕生日である。仕事をかなぐり捨てて会社を後にする。今年の誕生祝は何にしようかと思案したあげく、妻が以前から興味を示していたiPodに決めた。どうせ買うなら、nanoやshuffleではなく、フルスペックのiPodがよかろう。ただし、さすがに80GBは過剰なので、30GBに決める。新宿のヨドバシカメラへ直行すると、目当ての30GBモデルのホワイト(MA444J/A)があったので、即購入し、ギフトラップしてもらう。妻が喜んだのは言うまでもない。

誤解のないように申し添えると、自分も使わせてもらいたいなどという邪な考えは微塵もない。私が聴くクラシック音楽は、ダイナミックレンジが広いので、通勤途上で聴くヘッドフォン・オーディオには適さないのである*1。ただ、物事には例外というものがあって、唯一、デジカメの外部ストレージとしての機能を期待している。旅行先で随時iPodにデータ転送すれば、何GBものメモリカードを用意する必要はなくなる。30GBという有り余る容量の一部をデジカメ写真用に拝借しても、罰は当たるまい。ということで、iPod Camera Connectorを自分用に買った。iPod選択の動機が100%純粋とは言えないかもしれない。

iPod Camera Connector開封してみたところ、その小ささに驚いた。4*3*1cmほどしかない。商品に比べて不必要に大きい化粧箱の森林資源への負担の問題もさることながら、これで3,400円は高いだろう。単なるインターフェイス・アダプタなので、製造原価は数百円ではないか。さすが、独自仕様路線を貫くAppleだ。さらに、今さら気づいても遅いのだが、データ転送に時間がかかるため、iPodの電力消費を早めるようだ。iPodの充電は、PCのUSBポートから行う仕様なので、ノートPCを持っていかない旅行であれば、別途USB電源アダプタが必要になる。店頭でAppleの販促員に購入を勧められて断ったのだが、やはり必要であったか。これまた3,400円なので、侮れない追加投資である。こうやって、利幅の大きい周辺機器・アクセサリの製造販売やライセンスで儲けていくというビジネス・モデルなのだろう。早くも籠絡されたか。恐るべし、Apple
Apple iPod 30GB ホワイト MA444J/A ASIN:B0008D7QR4

*1:最近、値段が手頃になってきたノイズキャンセリング・ヘッドフォンを使うという手もあるが、そこまでして通勤電車の中で音楽を聴きたいとは思わない。