VAIO typeT bizのレビュー

一昨日、会社から貸与されたVAIO typeT biz(VGN-TX92PS)の使用感を書く。

今回、ThinkPad X31からの機種変更の最大の動機となった重さであるが、以下の通りである。

  typeT X31
本体 1,265g 1,640g
+FOMAカード*1 1,290g 1,660g
+マウス*2 1,350g 1,720g
+ACアダプタ 1,575g 2,065g

*1 typeTPCカードアダプタが必要な分、5g余計に重い。
*2 ロジクールMDO-30WH

フル装備で約500gの軽減になった。2kgと1.5kgでは、イメージが大分異なるが、感激するほど軽くなったわけではない。筐体が小さく薄くなったわりには軽くないので、むしろ質量感が増した。

キーボードは、もう少しストロークとクリック感がほしい気もするが、キーピッチが17mmあるので、打ちやすい。タッチタイプしても、ほとんどミスタッチがない。

1366*768ドット表示の11.1型液晶ディスプレイは、高精細で美しい。多少文字が小さくても気にならない。ただし、約4.5mmという薄さは尋常ではなく、かつて、誤ってモバイルギアIIの上に座って液晶ディスプレイを破壊した前科のある私としては、耐久性が心配である。

購入前は、USBポートが左側にしかないのはいかがなものか、と思っていた。しかし、有線マウスをつないでみると、本体の後ろにケーブルをを這わせることになり、かえって邪魔にならないので、実害はないことがわかった。

BluetoothやらFelicaやら指紋認証やらの機能は、まだ使っていない(し、たぶんこれからも使わないだろう)。

ACアダプタは、もう少し軽いとよかった。もっとも、バッテリはフル充電で4-5時間はもちそうなので、半日程度の外出であれば、持ち歩く必要はないだろう。

ということで、そこそこ使えることがわかって安心した。しかし、「格好よければ、あとは何だっていいだろう。文句あっか。」と言わんばかりの意匠は、やはり好きになれないのであった。
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