F-104J

「日本の翼コレクション」の第3弾、F-104Jである。私の世代にとっては、田宮模型の「1/100タミヤミニジェットシリーズ」における「F-104スターファイター・栄光」として刷り込まれている機体だ。怪獣映画にも定番で登場し、日本の防空はF-104にかかっている、という確固たる信頼があった。

第203飛行隊のヒグマの部隊マークを使いたかったので、56-8672号機(第2航空団第203飛行隊所属・北海道千歳基地)にする。組立説明書では、同機は第201飛行隊所属となっているが、後に第203飛行隊に編入され*1、現在は、三菱重工・航空宇宙システム製作所小牧南工場に保存・展示されているようだ*2

よりによって、こういうときに月刊「JWings」6月号が「自衛隊航空機図鑑」などという特集を組んで下さるので、思わず買ってしまった。体系的理解が進むと、自衛隊機の購入意欲が高まってしまうではないか。しかし、アメリカの戦闘機の醜悪な産業意匠も、日の丸をまとうとなぜか格好よく見えるから不思議なものである。

*1:垂直安定板にヒグマ・マークを付した実機の写真がある。

*2:月刊「JWings」4月号・84頁に、同工場に展示されている自衛隊機の写真が掲載されており、その中に56-8672号機の姿もある。