東京大空襲

今日は、1945年3月10日の東京大空襲から61年目にあたる。61年前のこの日、米軍は、日本の戦意喪失の名目のもと、東京下町の住宅密集地を中心に大量の焼夷弾を投下し、約10万人の非戦闘員を虐殺した。東京下町には木造家屋が多いことを把握したうえで、引火性の高い油脂焼夷弾を新たに開発したことからも、東京市民の焼殺が目的であったことは疑いがない。第2次世界大戦でも屈指の戦争犯罪である。8月6日、8月9日とともに、日本人が忘れてはならない日付だ。

61年後の今日、新宿のヨドバシカメラには、明日発売される携帯ゲーム機「ニンテンドーDS Lite」を求めて、数百人の行列ができていた。嫌味ではなく*1、この平和を喜びたい。

深夜に雨があがり、晴れ間ののぞいた空に土星を従えた月齢10.5の月が輝いていた。

*1:私もDSLはほしい。友人のDSでいま流行りの「脳トレ」をやらせてもらったところ、脳年齢80歳の宣託を受けてショックを受けた次女に名誉回復の機会を与えてやりたいものだ。